小学生・中学生の口臭エチケット!

マナー講師として、「口臭についてのマナー」の取材を受けることが、実は結構あります。「口臭」のことって、お友達と話したりは、こどもも、大人も、なかなかできないので、ネットの記事や雑誌の記事として、たまに取り上げられるテーマなのかなと。

ですので、今回は、「口臭」について、おこさまでも簡単に実践できる内容をお伝えしたいと思います。

まず、赤ちゃんの口って、ミルクのいい匂いがしますよね!口臭とは無縁ですよね。では、いつ頃から、口臭って出てきちゃうのでしょうか!?恐らく、歯が全て生えそろう、2歳半~3歳位でしょう。

口臭にもいくつか種類があるのですが、お子様の場合は、朝起きた時、お腹が空いている時、緊張した時などに、唾液の分泌が減り、細菌が繁殖することによる「生理的口臭」でしょう。(大人の場合は、代謝性疾患、耳鼻咽喉系疾患、呼吸器系疾患による呼気的口臭、虫歯や歯周病を原因とした病的な口臭の場合もあります。)

ですので、朝起きた時、顔を洗うのと同時に、うがいをしますよね!?あれ?顔も洗わないし、うがいもしない・・・!?はい、顔を洗い、うがいをしましょう。

口臭が気になるお子様は、朝ごはんを食べる前に、マウスウォッシュをすると良いでしょう。マウスウォッシュ(デンタルウォッシュ)は、殺菌作用があるので、歯磨きより効果的です。(小学校低学年のお子様で、マウスウォッシュの味が苦手な場合には、歯磨きでもOKです。)小学生・中学生で口臭が気になると、いじめの原因になることもあります。「あの子、口臭いよね。」とお友達に陰でこそこそいじめられる、、、なんてことにならないように、センシティブなことだからこそ、お母様が気をつけてあげて下さい。

「朝ごはんを食べる前にマウスウォッシュ(歯磨き)したから、食べた後は、歯磨きはしなくていいよね!?」と聞かれたら、もちろんNOです。歯垢(しこう)や食べ物のカス、舌苔(ぜったい:舌の表面につく苔のような汚れ)がニオイの元になる、生理的口臭は、正しい歯磨きが、とにかく基本です。口臭が気にならないお子さまは、朝起きたら、うがいをし、毎食後1回ずつのハミガキだけでOKです!

もし、お子さまの歯並びの関係で、食べ物がつまる部分があるようでしたら、歯間ブラシやフロスを使ってあげるようにしましょう。小学生で自分でフロスなどを使うのが難しい場合は、お母さまがお手伝いして下さい。恐らく中学生になれば、自分でできるかと思います。

また、学校で、給食やお弁当の前お腹が空いてきた時や、何か発表をする前に緊張して口が乾いてきた時は、水筒のお水や麦茶を飲むようにして、口が乾いた状態を避けるように伝えて下さい。

小学生・中学生のお子様が、朝起きた時、顔も洗わない、うがいもしない。夜寝る時、歯磨きをしないで寝る・・・、なんてことをされていたら、是非、お母様が優しくお声がけをしてあげて下さい。愛するお子様が、お友達と仲良く過ごせるように、社会で困らないように。小学生・中学生の時にしっかりと見守りサポートしてあげることが大切ではないでしょうか。